【超初心者向け】Pythonでできること4選!事例を用いてわかりやすく解説

プログラミング経験はないけれどPythonは聞いたことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「巷で流行っているらしい」といった情報は知っていても、実際どのようなことができるのかイメージするのは少し難しいですよね。

そこで、この記事ではPythonを使ってできる4つの内容について、事例を交えてわかりやすく紹介していきたいと思います。

目次

Pythonってどんな言語?

Pythonは「もっとシンプルで使いやすい言語を」という考えのもと、1991年にオランダ人のグイド・ヴァンロッサム氏によって発表されたプログラミング言語です。

非常に古い歴史を持ち、現在でも数多くの分野で使用されているC言語が1972年の登場なので、そこから考えると比較的新しい言語に分類されます。

Pythonの特徴としては、次のような点が挙げられます。

  • コードの記述がシンプルなため、数行書くだけで多くの処理ができる
  • ライブラリを使えば、必要な機能を呼び出すだけで複雑な処理・操作が可能
  • さらに、有志によって作られたPython向けライブラリが豊富に存在する

ライブラリ…様々な機能をもつプログラムの寄せ集めのこと

つまり、Pythonはシンプルで扱いやすく、かつ高度な演算処理が得意な言語ということになります。

Pythonを使って出来ること4選

ここから先では、Pythonを使って具体的にできることを4つ紹介したいと思います。

  1. 機械学習やAI(人工知能)の開発
  2. データの収集・加工・分析
  3. Webサイト・Webアプリケーションの開発
  4. ブロックチェーン開発

機械学習やAI(人工知能)の開発

近年では、ディープラーニングといった機械学習や AI(人工知能) が注目を集めています。

これらの技術を開発するためには、より高度で複雑な演算処理をプログラム内部で記述していくことが必要です。

上記を得意とするPythonは、まさにうってつけの言語といえるでしょう。

AI・機械学習は右肩上がりで伸び続けている分野のため、今後もPythonが使えるエンジニアの需要は高まっていくと考えられます。

例えば、これらにもPythonが使われています

  • 近場にいる配車可能なタクシーと利用者をマッチングするアプリ「Uber
  • Softbank社が開発した人型ロボット「Pepper

データの収集・加工・分析

AI・機械学習分野だけでなく、通常の業務においても大量のデータを処理したい場面というのは出てくるものです。

いわゆる「ビックデータ」と呼ばれる数万・数十万以上の画像やテキストデータに対しても、Pythonなら効率的に収集し加工・分析することができます。

また、データ処理に特化したライブラリも多数用意されているので、それらを利用すれば様々な業務を自動化することが可能です。

例えば、こんな事ができます

  • クローリング…クローラーを用いて、Web上から必要な情報を収集する
  • スクレイピング…Web上で集めたデータを、利用しやすい形式に加工する
  • データ前処理…読み込んだデータを分析しやすい形式に加工・集計する

クローラー…GoogleやBingといった検索エンジンの元となっているWeb巡回プログラム

Webサイト・Webアプリケーションの開発

Pythonでできることは、データの処理・分析だけにとどまりません。

「シンプルで扱いやすい」といった利点から、WebサイトやWebアプリケーションの開発においても根強い人気を誇っています。

特に、写真や動画などのデータ容量を必要とする大規模なサービスにおいて、「実はPythonが使われている」といったケースは意外と多いです。

例えば、これらにもPythonが使われています

  • 世界最大の動画共有サービス「YouTube
  • ファイル管理・共有が可能なオンラインストレージサービス「Dropbox
  • 写真や動画を無料で共有できるSNS「Instagram

ブロックチェーン開発

ブロックチェーンとは、顧客の「取引データ」を分散させて管理することで、不正なやり取りやデータ改ざんを防ぐ仕組みを指します。

ビットコインで使われたことから一躍話題となった技術であり、近年では金融だけでなく医療や物流といった分野においても活用が期待されています。

もちろん、Pythonでもブロックチェーンの開発をすることができるので、今後ますます需要が伸びていく言語といえるでしょう。

例えば、これらにもPythonが使われています

  • LINE社で開発したブロックチェーン基盤「LINK Chain
  • OKCoinJapan社にて提供されている、仮想通貨取引機能を備えたAPI「OKCoinJapan API

API…サイト内での動画再生(YouTube Data API)のように、 一部機能を外部から利用できるようにする仕組みのこと

まとめ

この記事では、Pythonを用いてできることについて事例を交えて解説しました。

シンプルで扱いやすいうえに複雑な演算処理も可能であるため、これからプログラミングを始める方にとってはまさにうってつけの言語です。

Pythonを必要とする分野や業務は数多く存在するので、転職やスキルアップに興味のある方もぜひ一度チャレンジしてみてください。

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