PyCharmとは?Pythonの開発環境におすすめな3つの理由を紹介
Pythonを学ぶにあたり、「どのような環境下でプログラミングを行うか」はとても重要な要素です。
世の中には様々な開発用ソフトが出回っていますが、そのなかでも一押しなのが「PyCharm」。
この記事では、Pythonの開発環境としてPyCharmがオススメな理由を、現役エンジニアの視点から3つ紹介していきたいと思います。
PyCharmとは?
PyCharmとは、JetBrains社が提供しているPythonに特化した統合開発環境(IDE)です。
WindowsだけでなくMacやLinuxといったOSにも対応しており、無償版も用意されているので安心して利用できます。
また、世界中のPython開発者28,000人を対象に実施された「Python Developers Survey 2020」によれば、全体の3分の1近くがPyCharmを利用しているという結果になっています。
このことからも、PyCharmは開発環境として非常に優秀なソフトウェアであると言えるでしょう。
PyCharmがおすすめな3つの理由
現役のエンジニアから強く支持されているPyCharmですが、プログラミング初心者の方にもおすすめできる理由として大きく3つあります。
- 無料版でも十分に高機能
- 入力補完機能が搭載されている
- 即時にエラー箇所を指摘してくれる
無料版でも十分に高機能
先ほども述べた通り、PyCharmはPythonに特化した統合開発環境(IDE)です。
「使えるプログラミング言語が限られている」という欠点はあるものの、その分Python開発に必要な機能はこれ一つで網羅できるといったメリットもあります。
また、PyCharmには無料版(Community)と有料版(Professional)がありますが、無料版でも十分実務で利用できるレベルの機能が備わっています。
– 有料版で追加される機能(中~上級者向け)の一例 –
- Web開発サポート機能…HTML/CSSなどの言語対応や補助機能が解放
- リモート開発機能…サーバ上のファイルに接続して開発できる
- データベース対応機能…PyCharm上でSQLコードの編集やデータの閲覧が可能
入力補完機能が搭載されている
特にプログラミング経験が少ない場合、開発を進めていくなかで慣れない構文に苦労することも多いと思います。
入力補完機能がある統合開発環境(IDE)であれば、 記述スペルがきちんと思い出せない時でも候補の一覧を表示してくれます。
また、PyCharmは他の統合開発環境(IDE)と比較して表示候補が多く、Python開発におけるカバー範囲が広い点でも大きな優位性を持っています。
即時にエラー箇所を指摘してくれる
手厚い開発サポートだけでなく、デバッグ機能が優秀であることもPyCharmの強みの一つです。
本来、不具合とはプログラムを実行する段階で明らかになるものですが、PyCharmであればリアルタイムで問題箇所を警告してくれます。
どのような理由で間違っているのかも教えてくれるので、プログラミング初心者だけでなく開発者にとっても非常に重宝する機能となっています。
まとめ
この記事では、プログラミング初心者にとってPyCharmがおすすめな3つの理由を紹介しました。
- まずはPythonを集中的に学びたい
- 無料で高機能な統合開発環境(IDE)を探している
上のような方にとって、PyCharmはうってつけの開発環境であると言えます。
逆にデメリットを挙げるとすれば、高機能なあまり起動に時間がかかる点です。
とはいえ、それ以上にメリットが多く優秀なソフトウェアなので、これからPythonを始める方はぜひインストールしてみてください。